うつ病の人が自己破産するときのメリット デメリット

こんにちは、自己破産体験者Kです。私は、会社の借金も抱え、うつ病になり、「どうすればデメリットを少なく、債務整理できるか」迷いに迷って、自己破産しました。

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うつ病 自己破産 メリット デメリット_02
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このページでは、うつ病に掛かった方が、生活困難に陥り、自己破産を検討している方に


私が、うつ病に掛かっていたときに、自己破産について悩んでいた体験を交えながら、自己破産することの、メリットとデメリットを紹介します。


自己破産の他にも債務整理の方法はあります。

自己破産の相談の前に

多くの方が債務整理にはどのような方法があるかもご存じないと思います。債務整理には「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」と大きくこの4っつの方法があります。


どのような方法があなたに最適なのか、正式な相談をする前に、まずは匿名で相談してみると、いいかもしれません。

【東京ミネルヴァ法律事務所】借金問題・過払い金返還請求


私が多重債務に陥り、うつ病になったわけ

私が多重債務に陥たわけは、私のプロフィールで詳しく紹介していますので、よろしくければ、そちらをご覧ください。

自己破産をしなくてはならなくなった私は、新しい職場での過剰な労働と、多重債務の心労が重なり、うつ状態へ陥ってしまったのでした。

そのような状態に陥た私ですが、幸いにしてうつ状態はそれほど深刻にはならず、なんとか薬の力を借りながら仕事へ行くことはできていましたので、

親から支えてもらいながら、なんとか自己破産をすることができ、今へ至っているわけです。

このような体験もしたので、うつ状態にあったわたしが、自己破産について悩んでいたことや、それを解決できた方法、自己破産のメリットやデメリットについて、このページでは紹介しようと思っています。

うつ病でも自己破産できる?

「うつ病の方の自己破産のメリットとデメリット」について紹介するまえに、「うつ病でも自己破産できるのかどうか?」という点について、紹介したいと思います。

自己破産するときに、うつ病を患っているかどうかは関係ない。

自己破産するときに、うつ病やほかの病気を患っているかどうかは、全く関係ありません。

自己破産は、人生を再出発するために、国が認めてくれた権利ですから、どのような状態でも自己破産はできると思います。

ただ、「うつ病になっていて、会社へ行くことができず、安定した収入が無い状態や、生活保護を受けているような状況で、自己破産できるか」ということになると、少し状況が変わってくるかもしれません。

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生活保護を受けている場合
自己破産はできるか

安定した収入がない状態で、自己破産に掛かる費用を、どのようにして払うか

あくまで私が体験したことということで、ご了解を頂きたいのですが

自己破産をするまえ、私は全くお金がありませんでした。

知人から、「『法テラス』へ相談するといいよと薦められ、それまで聞いたことのなかった「法テラス」へ相談へ行きました。

法テラスについては、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、弁護士などが多重債務などの相談に、無料でアドバイスをくれる公的なサービスです。

気軽に無料で多重債務に関する情報提供を受けられ、役立つ制度や適切な窓口を紹介してくれたりします。

法テラスは弁護士の費用を「分納」できる。

この法テラスでは、

「お金がない人は、弁護士費用を分割で支払いができる」

という、「費用の建て替え」という、「お金がない人も安心して相談できる」という、お金がない人にとって、とてもありがたい制度があると聞いていました。

ですが、私はこの法テラスへ行ったとき、私は担当した弁護士の先生から、

「法人破産の方は、分納はできません。お金を貯めてから相談に来てください」と言われたのでした。

これには、本当にがっかりさせられました。

ですが、基本的には法テラスは、個人の債務の場合は分納できるらしいので、相談してみるとよいかと思います。

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法テラスは個人の場合は
条件を満たせば分納が可能です。

私が、法テラスに相談へ行き、がっかりする様子は、以下の関連記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。

法テラスで「分納」するための条件

法テラスで分納するためには、以下の条件が必要になります。

法テラスの公式ページから引用
(1)収入等が一定額以下であること。(2)勝訴の見込みがないとは言えないこと。(3民事法律扶助の趣旨に適すること。いずれも我が国に住所を有しなかったり、適法な在留資格のない外国人や、法人・組合等の団体は対象者に含まれません。
https://www.houterasu.or.jp/madoguchi_info/faq/faq_3.html

生活保護を受けている場合、法テラスでは弁護士費用や立替金は支払いを免除される

うつ病などで、会社に勤務することができなくなり、生活保護を受けている場合、法テラスでは、弁護士報酬と裁判に掛かった立替金の支払いが、免除されるそうです。

以下、法テラスの公式ページから引用です。

生活保護を受けている方
法テラスで立て替えた弁護士・司法書士費用等について、相手方等から利益を得られず、援助終結後も生活保護を受給している場合、立替費用の返済を免除することができます。
https://www.houterasu.or.jp/madoguchi_info/faq/faq_3.html



この場合の「相手方等から利益を得られず」とは、多重債務の過払い金請求などを行い、相手から過払い金が戻ってきた場合のことを指します。

生活保護を受けている場合、過払い請求をしてお金が戻ってこなくても、弁護士報酬と建て替え費用は、支払いを免除されるということなんですね。

以上、紹介してきたとおり、うつ病に掛かり、生活保護などを受けている場合でも、法テラスで相談することで、自己破産の手続きを進めることができます。

また、生活保護を受けていない方の場合は、分納の対応ができるかどうかは、そのときの収入によりますが、一定以下の収入の場合、法テラスであれば分納をすることもできます。

うつ病の方が自己破産することのメリット

上で紹介したとおり、うつ病の方やうつ病が原因で生活保護を受けざるを得なくなったような場合でも、自己破産はできることはお分かりいただけたと思います。

それでは、うつ病の方が自己破産をした場合のメリットは、どのようなことがあるでしょうか。

以下、自分の体験を交えながら、紹介していきたいと思います。

過剰な労働と借金の督促、さらには妻とのいがみあいの日々

私は自分の会社の経営に行き詰まり、多額の借金を抱え、社員にはみなやめて頂き、個人事業主として、何社かと契約をさせて頂き、昼も夜もない状態で働いていました。

毎日のように、お金を借りていた銀行や信用金庫、サラ金や税務署、社会保険事務所から督促の電話が掛かってきており、それらの電話を着信拒否にし、隠れるようにして仕事をしていました。

そんなときに、国税局の職員が、自宅にまで「ちょっと状況を教えてくれますか」と、妻へ聞きにきたわけです。

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税務署が自宅にまでやってきたのでした。

それからは、借金の取り立てに加えて、妻からなじられる日々が続き、私はうつ病に掛かり、それでも薬を飲みながら仕事をしていました。

今思えば、よくあの程度で済んだなぁと思うくらいに、今考えてみると、ひどい状況の中で、仕事をしていたと思います。

自己破産をすることで、このような状況から解放され、精神的に楽になりました。

自己破産したことで、給与が安いけど安定している会社へ再就職

自己破産をしたあとは、借金もすべてなくなったことから、多少給与が安くても安定していて、さほど仕事も厳しくない会社へ再就職でき、今では穏やかに、人生の再出発もできていいます。

薬に頼らなければ、会社へ行けなかったような状態も、今では「そういえば昔はうつ病の薬飲んでいたんだっけ」と思うくらい、うつ病も克服することができました。

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いつの間にか薬もやめていました。

あれだけ滞納していた税金も、今では全て完済することができ、しっかり税金も納めながら、社会人として再出発できました。

この

うつ病であっても自己破産し、人生をリスタートすることができた。

これが、自己破産をすることの、一番のメリットだと思います。

うつ病だった私が自己破産し6年後の今、実感しているデメリット

多重債務でうつ病だった私は、自己破産をし免責を得られたことで、再就職をし人生の再スタートをすることができました。

おかげで、あれほど罵り合った妻との関係も修復し、いまでは毎年のように旅行へ行けています。

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去年は念願のシンガポールへ
夫婦旅行できました。

自己破産することのデメリットは、ローンを組めなくなったり、官報に名前が載るなど、大したことはないと

いろいろなサイトやブログで「自己破産のデメリットは大したことないよ」と紹介していて

自己破産した当時、わたしも「自己破産のデメリットって、それほどないんじゃない」と思っていました。

ですが、自己破産をして6年経った今、自己破産のデメリットを、今になって少しずつ感じ初めています。

ここからは、多重債務でうつ病だった私が、自己破産して6年経過したいま、感じている自己破産のデメリットについて、紹介したいと思います。

家のローンを組むことができないというデメリット

多くの方はご存じだと思いますが、自己破産をすると、持ち家は没収されてしまいます。

わたしの場合、持ち家はありましたが、仕事の関係で家族全員で熊本へ引っ越しをしていましたので、その持ち家は賃貸に出していました。

また、たまたまなのですが、そのときは借家人はいない状態だったので、その持ち家が処分されても、特に問題はない状態でした。

マイホームをお持ちの方で、お住まいになられている方は、そうはいきませんよね。マイホームにお住まいの方は、自己破産とは別の債務整理の方法を考える必要があります。

【関連記事】マイホームを処分されない債務整理について

マイホームをお持ちの方は、自己破産をすることは、住む場所が無くなるということですから、別の債務整理の方法を考えることが必要です。
詳しくはこちら⇒マイホームを処分されない債務整理

とにかく、当時、自己破産によってマイホームを手ばなすことのデメリットは、特に感じていなかったわけです。

ですが、このマイホームに関するデメリットを、自己破産後6年経過したいま、少しずつ感じ始めているので、紹介したいと思います。

年金生活になったときに重い負担となる家賃

私が自己破産をしたのは、2012年2月、48歳のときでした。

それから6年経った今、私は54歳になっています。そろそろ定年も見えてきます。

65歳までは今の会社で仕事をさせて頂けるようですが、そののちは年金生活になるわけです。

今の私の場合、受け取ることができる年金額の概算は、以下の表になっています。

全期間の平均年収年金受取額(月額)
300万円11.7万円
400万円13.4万円
500万円15.1万円
600万円16.9万円
700万円18.6万円
750万円~19.4万円

仮に、生涯の平均年収が500万円だとした場合、年金の見込み額は約15万円になるわけです。

この中から、例えば家賃7万円を支払うとなると、これはかなり大きな負担というデメリットを感じています。

持ち家があったときには、定年までには、ローンを払い終える予定でしたから、老後の家賃の負担なんて考えたことはありませんでした。

ですが、自己破産をしたことで、自己破産から10年後にローンを組める状態になったとしても

実際にはそのときに私は58歳になっていることになり、58歳からのローンを認めてくれるところは、おそらく無いだろうと思います。

この、「自宅のローンが組めなくなった」というのが、私が感じている自己破産をしたことのデメリットの一つ目です。

家族に掛けた負担は、目に見えないけれども大きなデメリット

私には妻と子供たちが3人います。

私が自己破産をしたとき、長男と次男は年子で、ちょうど受験を控えていました。

これから、教育費がものすごく掛かるというときに、私は自己破産をしてしまったのです。

妻や子供たちへかけた負担を思うと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。

ですが、当時はその方法しかなかったのです。

優しい長男は、「お金のかからない防○大○校へ行くよ」と言ってくれました。本当は外国語大学へ受かっていたのに、そちらを蹴って、お金の大学へ行ってくれたのです。

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長男は学費の掛からない大学へ
可哀想なことをしたと思います。

次男は、「奨学金で行くから大丈夫」といって、今でも奨学金の借金を返済しながら、会社勤めをしてくれています。私の借金を押し付けてしまったわけです。

三男は「安定した公務員になる」と、自らの夢を持つことを放棄してしまいました。

そして、これらの三男をひとりで支えてくれた妻には、深い感謝しかありません。

このように、家族に掛けた、目に見えない負担が、実は自己破産することの、大きなデメリットかもしれません。

うつ病の状態で、安易に自己破産を選ぶのは実は目に見えないデメリットが大きい

うつ病だった私が、自己破産をし、6年たったいま感じている自己破産のメリットとデメリットをまとめてみました。

いろいろなサイトやブログを見ると、「自己破産のデメリットは大きくないから、借金を整理して再出発をしたほうがいい」などと書かれているものもありますが、

実は、自己破産のデメリットは、目に見えないで後からジワジワと効いてくる種類のものだと、6年経った今、実感しています。

うつ病だった私は、借金の額が2500万円と大きかったこともあり、自己破産をせざるを得ませんでした。

また、自己破産をすることで、うつ病からも解放されたのも事実ですし、再就職をして、安定した生活を手に入れたのも事実です。

ですが、自己破産をすることもデメリットを、最近ジワジワと感じ始めているのも事実なのです。

あなたが、「うつ病で自己破産のメリットやデメリット」を検索しているのであれば、

私が提案できることは、

自己破産のデメリットはあとからジワジワ効いて来るので、安易に自己破産をせず、ほかに方法がないか探すのが賢明だと思う。

これが、あなたへの提案です。


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